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国東半島宇佐地域へようこそ
大分県の北東部、海(伊予灘・周防灘)に突き出た円い国東半島とその西側に続く地域が、世界農業遺産に認定された国東半島宇佐地域です。この地域は、雨が少ない瀬戸内海式気候と雨水が浸透しやすい火山性土壌のため、古くから水の確保に苦労してきました。山鹿連なる半島には平野が少なく、稲作には厳しい環境でしたが、人々はため池を利用した水の循環と、豊富なクヌギ林を利用した椎茸栽培など、自然環境を活かした独自のシステムで農産物を生み出し、伝統文化や景観、豊かな生態系を今に伝えてきました。その世界的価値が認められ、2013年5月、国東半島宇佐地域(豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市、姫島村、日出町)は世界農業遺産に認定されました。
世界農業遺産(GIAHS)とは?
世界農業遺産とは、食料の安定確保を目指す国際食糧農業機関(FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations)が2002年に開始した国際プロジェクトです。次世代に受け継がれるべき伝統的な農業・農法と、それに関連して育まれた文化や景観、生物多様性などが一体となった世界的に重要な農業システム(林業・水産業も含む)を認定し、その保全と次世代への継承、持続的な活用を目指します。「Globally Important Agricultural Heritage System(世界的に重要な農業遺産システム)」の頭文字をとって「GIAHS(ジアス)」と呼ばれます。世界的な重要性、FAOが定める5つの認定基準、保全計画に基づいて評価・認定が行われます。
体験・学習プログラムに関して
世界農業遺産プログラムを紹介する動画を下記のサイトで見ることができます。(視聴するには簡単な会員登録が必要になります。)
おんせん県おおいたビジネスサイト:https://cm.visit-oita.jp/members/login
7つの体験プログラムの概要紹介と、事前・当日・事後学習で活用できる学習材(見本)をご覧いただけます。
ダウンロード:フィールドノート