受入側の視点

受入側の方々から見た修学旅行

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受け入れてみて分かる今の子ども達

家族と一緒に食事をしない子どもが多いことに驚きました。聞いてみると、コンビニ中心の食生活で好きなものしか食べなかったり、魚に骨がついていることに疑問を持っていたりと様々です。そんな子ども達も、自分の手で収穫した野菜を食べるという経験は心底感動するようで、嬉しく思います。

農村民泊では、食物をお土産に持たせないというルールがあるので、竹細工や木工細工をするようにしています。切り出しナイフや鉈、ハンマーなどを手にしたこともなく、最初は恐る恐る扱うのですが、じっくり時間をかけて教えると、最後はみんな出来るようになります。

体育館で出会った最初の態度と一対一で向き合う時の態度は、全くの別人で、素直さを感じます。
先生方にお願いしたいのは、一人が孤立しないよう班作りに配慮を重ねていただきたいという事です。

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五条舜治さん・文代さんご夫婦

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表札づくり

心の赴くまま叩き続けた一夜 ~ジャンベ太鼓の思い出~

初めての学校団体の受け入れで、特別支援クラスの子ども達をお引き受けしました。
一人ひとりの事情が異なる中で、私たちの願いはひとつ。他の子ども達と同じ感動や思い出を持って帰っていただきたい。心身にハンディがあると活動内容にも制限がありますが、楽しいことや嬉しいと感じる、心の交流は可能です。

その日、一番盛り上がったのはジャンベ太鼓の演奏でした。心配になって駆けつけた先生方も一緒になって、皆で心の赴くままに太鼓を叩き続けました。

農業や漁業の体験も大事ですが、体験活動を通じてお互いの心が通いあわない限りは、民家に泊まったということだけで終わってしまいます。

また、せっかく遠いところからお出でいただくのですから、コミュニケーションを深める為にも、田舎らしいゆっくりとした滞在時間を確保していただきたいと願っています。

高熊博さん・英子さんご夫婦

高熊博さん・英子さんご夫婦

ジャンベ太鼓

ジャンベ太鼓

みんなで支えあっている島の暮らしを知ってほしい

東京のど真ん中から、平成二四年に移住して来ました。こちらに住んでみて分かるのは、(家庭での)食材が豊かだということと島の人が支えあって暮らしているということです。

また、生き物にふれる経験も大事ですね。一見、元気の良い高校生の男の子でも、初めて見るニワトリを怖がったり、活きた魚をさわれなかったりします。

私たちが暮らす大入島は、891人という小さな島なので釣具屋もありません。魚釣りの餌も魚の頭や腸をすり身にして、パン粉でまぶしたものを使っています。
不便に思える環境でこそ、生きる為の知恵を学べるのではないでしょうか。

東京から大入島に移住された大熊さんご家族

東京から大入島に移住された大熊さんご家族

ブリのような大きな魚を捌くと、お腹の中からアジが出てくることも

ブリのような大きな魚を捌くと、お腹の中からアジが出てくることも

島の子ども達は皆仲良し。ニワトリだって平気です

島の子ども達は皆仲良し。ニワトリだって平気です