環境学習

環境問題を 複眼的に考える

環境問題を
複眼的に考える

貴重な水資源を人の知恵と自然の力で平等に分け合った円形分水(竹田市)

貴重な水資源を人の知恵と自然の力で平等に分け合った円形分水(竹田市)

私たち人間が生き続けていく以上、環境問題は永遠のテーマであるといえます。

全ての生命体は、生きるために他の生命を食べていかねばならず、人間は食物連鎖の最頂点に位置しています。食べることだけであれば、生態系に大きな変化はなかったはずなのですが、人間はより豊かに生きる為に通貨を考案し、富と権力という概念をもたらしました。

産業革命以降は、経済力がその国・地域の力を示すシンボルになり、自然環境を破壊し続けています。今の私たちの豊かな生活は、環境破壊と共に発展してきたと言っても過言ではありません。

温暖化現象、海産資源の減少、電力・エネルギー問題等様々な課題を抱えていますが、ほとんどの原因は人間が作り出しており、解決方法を見出すのも人間の責任であると考えます。次代を担う子ども達には、是非ともそうした視点で興味や関心を持っていただきたいと願っています。

コンテンツ例

国立公園内 久住高原を歩く

environment_ex1なだらかな久住高原を歩きながら、四季折々の希少植物や自然の仕組みなどを観察しながらガイドするエコツアーです。修学旅行シーズンの春にはキスミレやハルリンドウ、オキナグサ、ワラビ、ゼンマイなどが見られ、秋にはススキやリンドウ、カワラナデシコなどを鑑賞出来ます。いずれも野焼きによって保全されている生態系です。他に祖母の原生林を歩くコースもあります。

お問い合わせ:竹田市観光ツーリズム協会
〒878-0011 大分県竹田市大字会々2250-1
電話 0974-63-0585
湯布院ICから久住高原までやまなみハイウェイ経由で約1時間

久住登山

environment_ex2久住山は、くじゅう連山を形成する火山で、中岳、三俣山などとともにくじゅう山系と呼ばれる山塊をなしています。最高峰の中岳は1791m。九州本土一の高さで、高山植物の宝庫です。ふもとはミズナラやリョウブ、コシアブラの大木が覆う森林で、中腹はドウダンツツジやコミネカエデといった群落、山頂近くではミヤマキリシマやコケモモの群落といった具合に高さで異なる植生を見ることが出来ます。

お問い合わせ:竹田市観光ツーリズム協会
〒878-0011 大分県竹田市大字会々2250-1
電話 0974-63-0585
湯布院ICから久住高原までやまなみハイウェイ経由で約1時間

九州電力大分支店 八丁原発電所

environment_ex3我が国最大の地熱発電所で、年間800,670MWhを発電しています。これは世帯数に換算すると約222,000世帯もの消費電力に相当します。同施設では、マルチ映像上映(約30分)と屋外施設及びタービン建屋見学(約30分)が可能です。
大ホールは90名まで、小ホールは45名まで入場可能です。

〒879-4912 大分県玖珠郡九重町大字湯坪字八丁原601
電話 0973-79-2853
大分自動車道九重ICから車で約40分

地獄蒸し工房 鉄輪(かんなわ)

班別自主見学にお薦め

班別自主見学にお薦め

別府市の鉄輪温泉では、江戸時代より高い温泉熱を利用した”地獄釜”と呼ばれる蒸し料理の文化が根付いています。地獄蒸し工房では、地獄釜の貸し出しを行っており、持ち込んだ食材で手軽に地獄蒸し料理を体験することができます。釜の数は15ありますが、予約は受け付けておりませんので、1クラス又はグループ単位での自主見学でのご利用がお薦めです。

〒874-0805 大分県別府市風呂本5組
電話 0977-66-3775
大分自動車道別府ICから車で約10分

長者原ビジターセンター

特に人数制限はなし

特に人数制限はなし

四季折々のくじゅう連山の魅力を楽しく学べるミニ博物館。森の木や植物を模型や標本、写真、映像などで紹介。隣接する「タデ原湿原」は2005年にラムサール条約に登録された重要な湿原地帯です。自然に負荷を与えない研究路が整備されており、自由に散策が可能です。(1周:約2.5キロ、所要時間:約30分)

〒879-4912 大分県玖珠郡九重町大字田野
電話 0973-79-2154
大分自動車道九重ICから車で約30分(やまなみハイウェイ沿い)

北九州市との連携コース(環境学習をより効果的に実践する為に)

九州の玄関口・北九州市は、近代製鉄発祥の地であり、車やロボットなどの重工業製品から、石鹸や衛生陶器のような身近な生活用品にいたるまで、現在も多くのモノづくりの先進都市として発展を続けています。

一方で、1960年代に顕在化してきた大気汚染や水質汚濁などの環境問題に、地域住民が苦しみ始めます。子どもたちの顔が煤で汚れ、洗濯物は黒ずみ、ぜんそくなどの健康被害もあらわれました。そのため被害の大きかった城山小学校(現在の八幡西区)は、とうとう廃校になりました。最初に婦人会が立ち上がり、行政も条例制定や下水道・緑地などの環境インフラ整備に着手を始めます。

一方、1969(昭和44)年5月スモッグ警報が発令されると、公害がマスコミに大きく取り上げられ、産・学・官と市民が一体となって公害防止に全力をあげることとなりました。

また、大学においても公害分野の研究が進められるなど、北九州市の公害は、市民の動きを契機として産学官が一体となって乗り越えた先進的な事例だったのです。

「七色の空」、「死の海」と呼ばれた当時の上空大気と洞海湾

「七色の空」、「死の海」と呼ばれた当時の上空大気と洞海湾

市民・企業・行政で取り戻した現在の青い洞海湾

市民・企業・行政で取り戻した現在の青い洞海湾